「途上国の教育についての学習会」第1回
日時:2009年9月15日(火)18:00~20:30 仙台市市民活動サポートセンター
内容:参考文献「カンボジアの初等教育の現状と課題」
~早稲田大学大学院教育学研究科 平山雄大教授(2007年9月発表の論文)
1.参考文献より、特に問題だと思った点を書き出し(グループ作業)
2.書き出した問題点をグルーピング・ラベリング→改善したい項目を1つ決定
3.PCM手法を使って、問題分析・目的分析・プロジェクトの選択
4.グループ発表
と、こんな感じで進めていきました。参加者は宮城と山形の学生、協力隊経験者などで、
和気あいあいとワークショップは進んでいきました♪
文献では、カンボジアの初等教育について2つの点から現状と課題が述べてあります。1つは就学機会や進級率、留年率など低い内部効率性といった「教育の量の確保」の問題、もう1つは、教科やカリキュラムなど教育内容と教員の質に関してみた「教育の質の向上」という点です。
文 献には、就学率などのデータや週単位の教科時数の表も示されていて、本文を通して「どのようなことが問題か」ということを考えてもらいました。そして、特 に深刻だという問題をピックアップしてもらい、それについて「なぜそのようなことになるのか?」「そこから考えられる結果はなにか?」ということを芋づる 式の表を作ってもらいました。
では、グループごとに話し合った内容について、簡単に紹介したいと思います!
一斑
中心問題 "第一学年の中退率が高い!"
この原因は?…遠くて学校に行けない、授業が面白くない、教育費に充てられるほどのお金がない←学校が地方に少ない、教員の指導力が低い、学校へ行くより働いた方がいい←教員の待遇が低い、家族が多いetc.
この問題による考えられる結果は…進学できない、学校に行かなくても生きていけると思う(価値観)→良い仕事に就けない、博識な人がいない→収入が上がらない、社会が発展しないetc.

←「う~ん、、、」「どうなんだろ~」
話し合い中の参加者たち( . .)φ
ではでは、問題分析を踏まえたうえで、目的分析を始めてみましょう!
プロジェクト=中退率の減少をはかる!
そのためには…生徒が面白いと思えるような授業研究、教室環境の整備、教員の質の向上
2班&3班 ※中心問題が一緒だったのでまとめてしまいました(^_^;)
中心問題“教員の質が低い!”
この原因は?…教員資格の基準が不明確(簡単に教員になれてしまう、教員養成制度が整備されていないなど)、教員のほかに副業をしている現状←教員の地位・待遇が低い、教員養成制度が全国化されてない←国にお金がないetc.
プロジェクト=教員の質の向上!
そのために…教員養成制度の確立、授業研究をする、教員の数を増やす←教員養成制度を作れる人材の確保、制度を作るためのお金の確保←グッドガバナンス、産業が発展するetc.

こんな感じで、みなさん真剣に考えてくださって、初回にしてはとても学び応えのある学習会になったのではないかなぁと思いました。私自身、ファシリテーターをしていて、「お!そういうふうに考えるのか!」「そこの話、もうちょっと聞きたい!」と思う意見も出て、とても勉強になりました。やはり、どの問題を ターゲットにするかという、中心問題の選択が難しかったですね~。中心問題はグループでの合意のもと決めなくてはならないし、Aという問題をとったらBの 問題も深刻だけどどうしよう、、とさまざまなジレンマが生じてきました。また、限られた情報のなかで問題の因果関係を考えるのもかなり頭を使いましたね。
個人的には、最後に元協力隊で理数科教師として派遣された参加者の一人が、「その国の大きな枠組み、制度やカリキュラムなどは自分には何もできないけれど、 個人レベルの支援はできる。だから、私は、周りの先生たちのモチベーションを上げるために授業研究に一生懸命取り組んだ。」と私なりの解釈ですが(あってるかな?笑)そうおっしゃっていました。なるほどなあ~。やはり、現場で取り組んだ人の意見は説得力があるなあ、と感じました。Fちゃん、貴重な意見ありがとう~っ!!(笑)
ファシリテーターとして、とりあえず、1回目を無事開けたことにほっとしてま~す(笑)
これもすべて、文献に食らいつき、最後まで頭を使って考えてくださった温かい参加者の方々のおかげです(T_T)本当に感謝しています!!まだまだ未熟ですが今後もどうぞよろしくお願いしますっ!<(_ _)>
本当にお疲れ様でした!!







